マンガ・イラスト「Long Hot Summer」

レペゼン横浜からマンガの制作をメインに、たまに映画や音楽のことをゆる〜く毎日更新してます。

【青春の一冊】「独学のススメ」著:加藤秀俊

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
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今回のテーマをみて、一番読んだであろう本を思い出した。

「独学のススメ」著:加藤秀俊

再び読むと、いろいろとどうしようか迷っていた青春を大きく変えた本だったなあと思う。

独学のすすめ (ちくま文庫)

内容は、大学教授が勉強にまったく興味のない主婦に向けて書いた、勉強するをテーマにした本。

難しい言葉は何もないが、読みやすくてドキっとさせられる文で、知的でアナーキーな本でよく読んだ。1、2年ぶりに読み返してみたが、やっぱり今読んでも良い本だ。

世の中には、分野ごとに教科書があるが、この本は間違いなく人生の構築に役立つ教科書のひとつだと思っておすすめできます。 

他の本との違いは、よくある大きく宗教本とか自己啓発本なんていうものは、作者の経験や考えを押し付ける形で、とても主観的論理ばかりで、信憑性がないといったところがこの本にはなく、ちゃんと論理を構築された文章でできている。

そこがいいですわ。

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読んだときに、義務教育がなぜあんなに息苦しかったか、少し分かった感じだった。

本来、勉強ってのは自分の人生の意味を勉強するためにあると感じていたが、今の学校の勉強は、受験のためにするシステムって感じで、物事を考えるって意味がないから私にとっては退屈だった。

そういう、世の中の不条理を指摘しつつも、自分の中で興味があること、専門分野を掘り下げて充実した日々を過ごした方がいいんじゃねぇの?っていう

自分が無知であることを気づかせて、さらに主体を見つけていけという文の流れはなかなかすごい。2ちゃんで書かれているような感情文ばっか読んで、視野が狭くなっていた私には目からウロコでした。

 

本文から少し引用させていただくと。

「ほんとうにひとをびっくりさせるような「創造」がない。

おとなたちは、つまらなそうな顔つきで、毎日、満員電車にゆられることを宿命と思い込んでいるし、若ものたちの表情にも活気がない。「創造」を、あんなにもうつくしい文章で綴った教育基本法は、どこかに行ってしまっているらしいのである。

創造的な人間ーそれは、まえにものべたように、ほんとうに充実した人間である。

そういう人間を、本気でそだてることを、われわれは怠っている。いや、創造ということの価値をさえ、われわれは知らないでいる~

文章の「創造」という言葉ではわけが分からないが、好きなことを妄想したり考えたり、あれこれすることだと考えると、そういうことが人間の精神性を良くするなんて思ったり。

こういうモラトリアム真っ最中の中二病ハートに響く文章がたくさんあり、いいなと思ったら買い!

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自分の場合は、たくさんの知識よりもひとつのことを深く知るって性格で、たくさん読んだりはしないが、ハマるとガッチリ読む。

だからもう、ボロボロである。ハローワークでも待ち時間にも読んでたぐらいに、 読み倒したってレベルよ。

 

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ちくま文庫は、タイトルで惹かせて中身が空っぽの本が少なく、ストレートで論理的でなかなか読み応えがある本が多いのでけっこうひいきにしている文庫のひとつである。

 

また今回再び読んだ中で、身につまされた文がある。

「〜学ぶべきこと、おぼえるべきことは、無限にある。人間の向上心、あるいは好奇心は、その無限の世界に向かって、いつも積極的にかかわりあっていなければならない。ほんのちょっぴりの知識を学びとったから、といって、ごう慢になったら、そのとき、人間の精神は成長を停止したのだ、といってもよい。〜」

絵ひとつ、作品を作るごとに色々な知識が積み重ねられていく気がする。

それは、アングルだったり、コマ割り、読ませ方、知識の詰め込み方など。

作れば作るほど、もっとうまくやればよかったと思うけれども。作品と作品は、点と点で繋ぎあっていると思えば、ちょっとずつ良くなろうと変化しているだろうからまあしょうがない。

もともと、何かをしようと始めて結果は出てないけど、自分の中で少しずつ絵の描き方が更新されて、習慣になってるから引き続き頑張ろうと思う。

 

ブログも現状、最悪な絵と思っていても、振り返ってみたらいいじゃないなんて思ったり、改善点を見つけて頑張れるからいい。

 

最後に、加藤氏みたいに難しいことを分かりやすく論する人は、相当な知識がなければできないと思う。

特に知識がないとカタカナ使う傾向がある。たとえショーンK氏とか。

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※ビデオカンファレンスってなんだよぉぉぉw

 

 そういう人にならないためにも難しい言葉は使わないようにしようと思う。(やった、なんとかまじめな文からオチをつけたぞ)。 完

 

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