マンガ・イラスト「Long Hot Summer」

レペゼン横浜からマンガの制作をメインに、たまに映画や音楽のことをゆる〜く毎日更新してます。

【駄話】どうした?品川ならぬ、どうした?黒澤【映画】

 

映画「影武者」について考える。

影武者 [Blu-ray]

観て分かったのは、キャラクターが平坦で薄っぺらい。もったいない。

黒澤カラー作品の中で「影武者」と「乱」
「影武者」の対極にあるのが「乱」で、あれはシェイクスピアの話が下敷きになっていて
キャラも主人公も感情移入できないようになっており、また神の視点で描かれていて、
でも、キャラははっきりしてるから「乱」という映画は嫌いにはなれない。
中でも、ピーター演じる道化師は最初はだめだなと思ったが、原作を調べると
ちゃんと原作にもいるキャラでそれを時代劇に取り込んだだけで悪くはない。

 

脚本の橋本忍がこれは良くないといったのも、勝新が降板したのも、
脚本の悪さがそれを表している。
勝新がでなくてよかったと思う。出ても作品をよくは出来なかったと思う。
降板してこれは正解だったと思う。

これが黒澤映画といわれてみるぐらいでかなりの駄作。


影武者
とくに3時間の話を集中して見せるには、キャラクターの存在感、
悩み、不安、戦う理由。
その他、人生の目標、乗り越えるべきことが必要となってくるが、影武者にはそれがない。もったいない。

なんとなく、武田信玄にそっくりの盗人が武田信玄のかわりになってなんとなくなるだけ。
キャラもなにを考えているかわからないし、知りたくもないどーでもいい存在としている。

 

改善点で、影武者の教育係がこの破天荒な影武者の教育に苦労したり、
武田信玄の息子とのいざこざをおさめようと苦労したり、
物語に入り込めるように物語の語り部プラス観客目線のキャラがいれば、すこしはよくなったと思う。
もっとも、息子もショーケンが演じているのに存在感がまったくないのも問題だし。

まあ、次の「乱」のために鎧や服や武器を使いまわすために撮った感じで、
次につながっているから悪くはないと思うが、これをみるくらいなら、ドキュメンタリーのほうが
そうとう面白いですた。

 


このドキュメンタリーでは結構黒澤は怒っているが、
ふざけんじゃねえよと思う。めっちゃくちゃ怒ってスタッフもモチベーション下がりまくった感が出てるし、つまんねえ画を作りやがって。かなり傲慢な態度がマイナスにこの作品は働いてしまったと思う。
それだけ怒ってこのざまはヒドイ。
そのあとの「乱」「夢」でまた素晴らしい画を出せるようになっている分。
この作品はもったいないよ。。

 

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